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   落款の制作

先日、弟の店の看板文字を書いてくれた友達に、お礼として落款を作ってあげることにしました。
本来の篆刻は、篆刻刀という刃物で彫り込んでいくのですが、技術のない私がチャレンジしても、モノになるか分からないので、以前焼き印作りで経験済みのホビールーターで彫り込むこととしました。
その下準備で、文字をCADで反転印刷し、印材に貼り付けておきます。
いよいよ彫り込みの開始。
今回は、字の廻りを彫り込んで「朱文」の物を作ります。
先ずは、一番小さなビットで少しずつ彫り込み、その後ビットを付け替えて彫り込みの幅を拡大していきます。
今回の印材は、30*30ミリなので、文字自体の線はある程度の太さがあり、初めてでも何とかなりそう。
格闘すること1時間半・・・ご覧のように全面彫り込みが完成しました。
この後、残った原稿をカッターで少しずつ取り除き、1200番のサンドペーパーで表面を整えて一応完成。

後は、実際に押してみての確認。・・・楽しみ
ちなみに今回非常に役に立った道具はこれ。
右側の拡大鏡は、以前安売りで買って置いた物・・・最近老眼が進んできた私にとって、細かい作業をするときは必需品。
そして左側のホビールーター。
ホビールーターにダイヤモンド砥石を付けて彫り込むと、いとも簡単に加工できてしまいます。
そして、ほんとの最終工程。
印材の胴体部分に、印面の上側を表す手がかりの彫り込みを入れて完成。

今回初めて印材を扱いましたが、別名蝋石と言われるだけあって、とても柔らかいのですね・・・サンドペーパーで簡単に削れるため、失敗しても、ペーパーで削れば、何度でもやり直しがきくんです。
それにお値段も・・・今回使用した物は、30*30*80ミリの物ですが、何と、タバコ1コちょっとの値段・・・これなら気軽に出来ますね。
出来上がりの確認のため、試しに捺印してみました。
自宅には、30ミリ角の物に使える朱肉がなかったため、ちょっと薄くなりましたが、何か良い感じ・・・私としては、上出来かな。

ホビールーターがあれば、簡単に作れますので、皆さんもチャレンジしては如何ですか?

実は、同じサイズでもう一個作ろうと思っていますが、その内容は後ほど・・・。
2月7.8の週末に、もう1個の制作。

ネットで色々調べたところ、落款というのは1つだけで使用する物ではないらしい・・・朱文で好きな文字を、そして白文で本名を使ってセットで使用する物とか。

それならば・・・と本名の物を作りました。
サイズは同じく30ミリ角の印材に、ご覧のように文字部分を彫り込んで、字が白くでるようにします。

ロールオーバーします
使用した道具は、前回同様にホビールーター。

最初、ロールオーバーのように本当に文字だけ彫り込んだのですが、何か朱色の部分が多く、締まりがないため、ご覧のようにフリーハンドで枠を付けてみました。

この枠のおかげで大分グレードアップしたような。

ロールオーバーします
早速、試し押し。

白文が上、朱文が下とのことですから、お手本通りに・・・
単体で押すよりも良い感じですね。

一応これで完成なのですが、補助具として、押印時のガイドや木箱も必要らしいので、ボチボチと・・・。

ロールオーバーの物と比べてみてください。
白文印にシロ枠があるだけで引き締まって見えると思いませんか?
先日作った落款の付属品として、真っ直ぐ押すための治具が必要らしい・・・という情報をネットで仕入れ、私でも簡単にできる方法で作ってみました。
HCで、檜の3ミリ*10ミリの工作材を購入し、写真のようにボンドで積層していきます。
結局、6枚合わせとなり、ボンドが乾いてから、水性ステインで着色、水性ニスで仕上げ・・・という簡単工作で完成です。
この治具、「印矩」と言うもののようです。
実際には、このような形で使う物とか。
この印矩を固定しておけば、上下とも真っ直ぐに押すことが出来ますし、色が薄いときは2度押ししてもずれることが無く修正できるとか。

一応これにて、落款シリーズは完了としたいと思います。

その内暇になったら、またやって見よーーっと。
3月14日
何も作る物がないので、落款用の箱(印箱)を作ってみました。
材料は、ファルカタ材と、桐の薄板。

仕上げに水性ニスのケヤキ色を塗ってみました。
構造は、底板が二重になっていて、落款と印矩の大きさの切れ込みが入っています。
フタはご覧のように一番簡単な構造。
最初丁板を付けようと思いましたが、板が薄すぎて、直ぐに外れてしまいそうなので取りやめ。

フタの裏にあるスポンジは、外壁のサイディングに使用する角バッハというもの。
フタのずれ止めと、中身の押さえを兼ねています。

これにて、本当に完成です。

  
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